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税理士の集客方法は?紹介・ホームページ・紹介サイトを比べて顧問先を増やす
税理士が新しい顧問先を得る経路として、最も多く挙がるのは紹介です。税理士・会計士526人へのアンケート(TKC、2020年)で、その時点で多い新規顧客の開拓方法を尋ねたところ(複数回答)、71.9%が「顧問先からの紹介」を挙げ、最も多い回答でした。
ただ、紹介は自分では数を増やせません。すぐに案件の話が来る紹介サイトには、成約のたびに手数料がかかります。自前のホームページは効果が出るまで時間がかかる代わりに、紹介を受けた人が確かめに来る先になり、独自ドメインと掲載した内容が事務所のものとして積み上がります。
この記事では、この3つを同じ物差しで比べ、集客できないときの見直し方と、問い合わせにつながる顧問料ページの見せ方をまとめました。書いているのは、2002年から士業事務所のホームページを作ってきた制作会社(有限会社IBG・福岡)です。
税理士の集客方法は3つ:紹介・紹介サイト・自前のホームページ
税理士の顧問先の増やし方は、経路で分けると紹介・紹介サイト・自前のホームページの3つが中心です。先の TKC のアンケートでは、「顧問先からの紹介」(71.9%)に続いて、「友人・知人・出身事務所等からの紹介」「金融機関からの紹介」「士業ネットワーク」を挙げた回答者が、それぞれ30%を超えていました。
一方で、税理士の登録者数は全国で82,343人(2026年8月末、日本税理士会連合会)です。依頼する側から見ると選べる相手は多く、紹介を受けたうえで、ほかの事務所と見比べてから決めることもあります。
3つの経路の比較
税理士の主な集客経路の比較
| 経路 | 費用のかかり方 | 向いていること | 弱いところ |
|---|---|---|---|
| 紹介 顧問先・金融機関・他士業 | 広告費はかからない。関係づくりに時間がかかる | 信頼が前提なので成約しやすい | 数と時期を自分で決められない |
| 紹介サイト | 成約ごとに手数料(税理士ドットコムの例:登録は無料、顧問契約は年間報酬額の72%) | 顧問先が少ない時期でも案件の話が来る | 成約のたびに手数料がかかる。ほかの事務所と比べて選ばれる場 |
| 自前のホームページ | 作る費用と維持費。件数に関係なく一定 | 紹介された人の確かめ先になる。得意分野と顧問料を先に伝えられる | 公開してすぐには問い合わせが増えない。更新が要る |
出典:新規顧客の拡大や集客方法(TKC 税理士事務所の開業講座)/税理士登録者数(日本税理士会連合会)/税理士ドットコム 顧客紹介サービス(2026年9月時点)
3つは、どれか1つを選ぶものではありません。紹介を中心に、ホームページで受け止め、足りない分を紹介サイトで補うと考えると、それぞれの役割がはっきりします。
そのほかの集客方法
ほかに、セミナー・勉強会、SNS、Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)、インターネット広告、DM などがあります。どれも「どんな相談に強い事務所か」がはっきりしていないと効果が出にくい点は同じです。この記事では、問い合わせの中心になる3つに絞ってご説明します。
紹介:成約しやすいが、自分では増やしにくい
紹介は、紹介者への信頼をそのまま引き継いで話が始まるので、成約しやすい経路です。顧問先の経営者、金融機関の担当者、弁護士・司法書士・社会保険労務士など他の士業が、主な紹介元になります。
弱いところは、数と時期を自分で決められないことです。紹介を増やすためにできるのは、紹介しやすい状態を作っておくことです。
- 何が得意かを一言で言えるようにする — 「相続に強い」「創業から見てもらえる」「医療法人が多い」など。紹介者が人に説明しやすくなります
- 紹介者が渡せるものを用意する — 名刺だけでなく、ホームページのアドレスがあると、紹介された人が自分で確かめられます
- 紹介された人が不安に思う点に先回りする — 顧問料の目安、面談の進め方、担当者の顔。紹介者に聞きにくいことほど、ホームページに書いておく価値があります
紹介サイト:すぐ案件の話が来るが、成約ごとに手数料がかかる
税理士を探している経営者と事務所をつなぐ紹介サイト(マッチングサイト)は、顧問先が少ない時期でも案件の話が来るのが長所です。税理士ドットコムのように、登録は無料で、成約したときに手数料を払う成功報酬の形のサービスもあります。
手数料は成約ごとにかかります。たとえば税理士ドットコムは、顧問契約の案件で年間報酬額の72%(1回払い。12回払いは76.68%)、スポットの案件で報酬総額の30%と公表しています。年間報酬額が50万円の顧問契約なら、手数料は36万円です(2026年9月時点)。
紹介サイトは、経営者が事務所を比べて選ぶために使う場です。料金や条件を並べて比べられることを前提に、自分の事務所を選ぶ理由を伝えられるかが成約を左右します。その理由を載せておける場所として、ここでも自前のホームページが役に立ちます。
※ 手数料の額や仕組みはサービスごとに違い、改定されることもあります。利用する前に、各サービスの最新の案内でご確認ください。
税理士のホームページ集客:紹介の受け皿になり、資産として残る
自前のホームページは、公開してすぐに問い合わせが増えるものではありません。それでも作っておく理由は2つあります。紹介を受けた人の確かめ先になること、そして独自ドメインのアドレスと、そこに積み上げた掲載内容や検索での評価が、手数料のかからない事務所の財産として残ることです。
紹介された人は、会う前にホームページで確かめる
紹介を受けた経営者も、会う前に事務所名で検索して、どんな事務所かを確かめることがあります。そこで何も出てこなかったり、情報が古かったりすると、紹介の話が立ち消えになることもあります。
- 1紹介を受ける事務所名を聞く
- 2事務所名で検索する出てこないと不安になる
- 3ホームページで確かめる得意分野・顧問料・担当者の顔
- 4問い合わせる電話・問い合わせフォーム
紹介が中心の事務所ほど、3番目の「確かめる」で比べられます。ホームページが無い事務所がどう見られるかは、ホームページは必要かの記事でも詳しくご説明しています。
検索から新しい相談者に見つけてもらうには、「相続税」「会社設立」のような業務の名前と地域名で探す人に向けて、業務ごとのページを用意していくのが基本です。どの言葉を選ぶかは、事務所の得意分野によって変わります。
ホームページの費用は、件数に関係なく一定
紹介サイトの手数料が成約ごとにかかるのに対して、ホームページの費用は、作る費用と毎年の維持費で決まり、問い合わせや成約の件数が増えても変わりません。ホームページ経由の顧問先が増えるほど、1件あたりの費用は下がっていきます。
自作する場合と制作会社に頼む場合の相場は士業のホームページ作成費用の相場に、見積書の見方はホームページ制作会社の選び方にまとめています。税理士事務所のホームページに載せる内容は、税理士ホームページ制作の「欠かせないコンテンツ」をご覧ください。
税理士が集客できないときに見直す4つのこと
ホームページを作ったのに問い合わせが来ない、紹介サイトで面談しても決まらない。そういうときは、集客の方法より先に、次の4つを見直してください。
- どんな相談に強いかが伝わっているか — 税目や業務を並べるだけでは、ほかの事務所との違いが分かりません。得意な業種、対応できる規模(従業員数・年商の目安)、力を入れている相談を書きます(経営者がまず何を確かめるかはこちらの質問でご説明しています)
- 顧問料の目安が分かるか — 見せ方は次の章でご説明します
- 問い合わせの方法が分かりやすいか — 電話番号だけでなく、夜や休日にも送れる問い合わせフォームがあるか。スマートフォンで押しやすい位置にあるか
- 情報が古くなっていないか — 何年も前のお知らせ、変わった電話番号、辞めたスタッフの写真。古い情報は、事務所が動いていないように見えます
効果を確かめるには、問い合わせを受けたときに「何で知ったか」を必ず聞き、経路ごとに記録するのが確実です。
問い合わせにつながる顧問料ページの見せ方
税理士会が報酬の最高限度額を定めていた税理士報酬規定は、2002年3月末で廃止されました。今は、依頼を受けた税理士が内容に応じて報酬を示し、事務所ごとに決めています。依頼する側から見ると、事務所によって金額も、含まれる業務も違うということです。
日本税理士会連合会は「税理士会に報酬規定は存在しないが、報酬規定そのものが不要となったわけではない」としたうえで、事務所独自の報酬規定を作り、積算の根拠の説明も含めて依頼者に示せるようにしておくことが望まれる、と提言しています(受任のときに示す、という文脈です)。顧問料をホームページに載せるのは、その延長と考えることができます。
顧問料ページに入れたい5つの項目
- 月額の顧問料:会社の規模(年商・従業員数)や訪問の頻度で分けた目安
- 決算・申告の料金:月額とは別にかかるなら、その目安
- 月額に含まれるもの・含まれないもの:記帳代行、年末調整、給与計算、償却資産の申告など
- 面談・訪問の頻度と方法:毎月の訪問か、オンラインの面談か
- 例示:「年商◯千万円・従業員◯名の法人で、毎月訪問の場合は年間◯円」のような具体例(金額は事務所で決めた額を入れます)
金額だけを並べると、安さだけで比べられやすくなります。何が含まれていて、なぜその金額なのかが分かると、比べる人にとって判断の材料になり、条件の合う相手から問い合わせが来やすくなります。顧問料を載せるかどうか迷っている場合の考え方は、税理士ホームページ制作の「顧問料は載せたほうがよいですか?」でご説明しています。
なお、税理士の広告は原則自由ですが、税理士会が制限を設けています。料金の書き方では、「割安な報酬」「最高の」のような曖昧で不正確な表現を避けてください(関東信越税理士会)。
出典:税理士報酬に関するご案内(東北税理士会)/税理士の専門家責任を実現するための100の提案 改訂版(日本税理士会連合会) 2 事務所管理「15. 事務所の報酬規定はありますか」「24. 業務広告の注意点」/Q2:税理士事務所の広告をだしてもよいのですか?(関東信越税理士会)(2026年9月時点)
サムライウェブ・ビズの料金
サムライウェブ・ビズの基本の料金は、初期費用と年間維持費用の2つです。月額費用はかかりません。紹介サイトの手数料のように、問い合わせや成約の件数で増えることもありません。
| 初期費用 | 49,800円(税込54,780円) |
|---|---|
| 年間維持費用 | 45,000円(税込49,500円) |
| 初回のお支払い合計 | 94,800円(税込104,280円) |
| 更新チケット | 1回 7,000円(税込7,700円) |
独自ドメイン・サーバー・SEO対策・アクセス解析・スマホ対応・常時SSL・問い合わせフォームは、すべて上記に含まれています。ページ数はトップページ以外5ページまでで、業務ごとのページを増やす場合は1ページ15,000円(税込16,500円)で追加できます。更新はチケット制で、1枚で何箇所直しても構いません。顧問料の改定やスタッフの入れ替わりも、まとめてお申し付けいただけます。オプションを含めた詳細は料金プランのページをご覧ください。
年間維持費用のお支払い(毎年の更新)のたびに、更新チケットを1枚プレゼントしています。有効期間は更新月から3か月で、ご入金を確認したあとからご依頼いただけます。1回のご依頼で、何箇所直しても構いません。1年に1度、料金・取扱業務・スタッフの紹介などを見直すきっかけになるので、ホームページの情報が古いまま残るのを防げます。(利用規約 第二条)
税理士の集客でよくいただくご質問
集客は、何から始めればよいですか?
まず「どんな相談に強い事務所か」を一言で言えるようにすることです。紹介してくれる人も、ホームページを見た人も、そこを手がかりに判断します。
そのうえで、紹介を受けた人が確かめに来る先としてホームページを用意し、足りない分を紹介サイトなどで補う順番がおすすめです。
紹介サイトとホームページは、どう使い分ければよいですか?
紹介サイトは、顧問先が少ない時期に案件の話を得る手段として役立ちます。成約ごとに手数料がかかります(例:税理士ドットコムは顧問契約で年間報酬額の72%)。
ホームページは、紹介を受けた人や検索した人が確かめに来る先で、費用は件数に関係なく一定です。紹介サイトで出会った相手も事務所名で検索することがあるので、両方で同じ得意分野と料金の考え方を伝えておくと、判断してもらいやすくなります。
ホームページを作れば、問い合わせは来ますか?
作っただけで問い合わせが増えるとは限りません。どんな相談に強いか、顧問料の目安、担当する税理士の人柄、問い合わせの方法が分かるページになっているかで差が出ます。
紹介を受けた人が確かめに来る先になるので、紹介が中心の事務所ほど、ホームページの中身が成約に影響します。
顧問料ページには、金額のほかに何を書けばよいですか?
月額の顧問料に何が含まれ、何が別料金なのか(決算料・年末調整・記帳代行など)、訪問や面談の頻度、会社の規模ごとの目安を書くと、金額の違いの理由が伝わります。金額だけを並べると、安さだけで比べられやすくなります。
日本税理士会連合会の提言集も、事務所独自の報酬規定を作り、積算の根拠の説明も含めて依頼者に示せるようにしておくことが望まれる、としています。
集客の効果は、どう確かめればよいですか?
問い合わせを受けたときに「何で知ったか」を必ず聞き、紹介・ホームページ・紹介サイトの別に記録することです。
あわせてホームページのアクセス解析で、どのページが読まれているか、問い合わせのページまで進んでいるかを見ると、直すべき場所が分かります。
ホームページのご相談は無料です
紹介が中心の税理士事務所にとって、ホームページは紹介を受けた人が確かめに来る先です。サムライウェブ・ビズは2002年から士業事務所のホームページを手がけ、福岡県弁護士会をはじめとする制作実績があります。
用意しているデザインは7種類で、デザイン一覧のページで見比べられます。対面での打ち合わせは不要で、原稿と写真がそろってから最短2週間で公開できます(制作の流れ)。得意分野や顧問料の載せ方が固まっていない段階でも構いません。何を載せればよいかは、こちらからお尋ねします。
ご相談・お見積りは無料です。 そのままお申し込みになる場合はお申込みフォームからどうぞ。