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ホームページ制作会社の選び方|見積書のどこを見るか
何社かに見積りを取ってみたものの、金額もサービス内容もばらばらで、どこを基準に選べばよいのか分からない——ホームページ制作会社選びで、多くの方がここで止まります。
制作会社選びが難しいのは、見積書の金額だけを並べても比べられないためです。同じ「30万円」でも、そこに何が含まれているのか、来年以降いくらかかるのかは会社によってまったく違います。
この記事では、見積書のどこを見れば後悔しないのか、契約前に必ず確認しておきたい点を、士業事務所の視点から整理しました。
なぜホームページ制作会社は選びにくいのか
ホームページ制作は、車や事務機器のように「同じ製品を値段で比べる」ということができません。各社が売っているものの中身が、そもそも違うためです。
同じ金額でも中身がまったく違う
たとえば「制作費30万円」という見積書が2社から届いたとします。中身を開くと、こういうことが起こります。
- A社は30万円にドメインもサーバーも含まれ、以降は年間の維持費だけ
- B社は30万円が制作費のみで、ドメイン・サーバー・保守が別に毎月かかる
5年間で払う額を計算すると、この2社の差は数十万円になることがあります。見積書の一番大きな数字は、比較の材料としてはほとんど役に立ちません。
見るべきは「総額」ではなく「毎年いくら」
ホームページは作って終わりではなく、公開してから何年も使い続けるものです。ですから比べるべきは制作費ではなく、5年使ったらいくらになるかです。
紙に「初期費用」「毎年かかる費用」「更新1回あたりの費用」の3つを書き出して、5年分を計算してみてください。金額の順位が入れ替わることは珍しくありません。
特に月額制の場合、初期費用が無料や数万円と安く見えても、5年で総額が大きく上回ることがあります。
見積書で必ず確認したい7つの項目
ここからは、見積書を受け取ったときに具体的に確認したい点をご説明します。書かれていない場合は、遠慮なく質問してください。聞かれて困る内容ではないはずです。
月額費用があるか、その内訳は何か
まず確認したいのが月額費用の有無です。月額がある場合、その中身が何なのかを必ず聞いてください。
- サーバー・ドメインの費用 — 実費なので妥当
- 保守・サポート費 — 具体的に何をしてもらえるのかを確認
- 制作費の分割 — 実質は分割払い。総額がいくらになるかを確認
問題になりやすいのは3つ目です。制作費を月額に含めている場合、途中で解約できなかったり、解約すると残額を一括で請求されたりすることがあります。
リース契約になっていないか
契約書の会社名が、打ち合わせをしている制作会社と違う場合は要注意です。リース会社が入っている可能性があります。
ホームページのリース契約は、原則として途中解約ができません。制作会社と連絡が取れなくなっても、ホームページが更新されなくなっても、リース料の支払いだけは契約期間の満了まで続きます。
「月々わずかな負担で」という説明で契約し、5年・7年の支払いが残ってしまった、という相談は今も起きています。
契約前に、署名する書類の相手方が誰なのかを必ず確認してください。
ドメインとサーバーは誰の名義か
ドメイン(このページであれば samuraiweb.biz の部分)が誰の名義で登録されるかは、見落とされやすい割に後で効いてくる点です。
制作会社の名義になっていると、将来ほかの会社に移りたくなったときに、同じアドレスを引き継げないことがあります。ホームページのアドレスが変わるということは、名刺・パンフレット・登録済みの検索結果がすべて変わるということです。
※ 名義が制作会社であっても、移管に応じてもらえるなら実務上は困りません。「移りたくなったとき、ドメインは引き継げますか」と一言確認しておくのが確実です。
独自ドメインのメールアドレスは使えるか
見落とされやすいのがメールアドレスです。独自ドメインを取ると、ホームページだけでなく info@事務所のドメイン のような事務所名の入ったメールアドレスも使えるようになります。
フリーメールのアドレスを名刺に刷っている事務所は今も少なくありませんが、独自ドメインのアドレスは、それだけで相手に与える印象が変わります。相談する側からすると、受け取ったメールが本当にその事務所からのものかを判断する材料にもなります。
ただし扱いは制作会社によって違うため、次の点を確認しておいてください。
- そもそもメールアドレスが作れるのか(ホームページのみの契約もあります)
- いくつまで作れるのか。追加するときに費用がかかるのか
- スマートフォンでも送受信できるか
- 保存できる容量はどのくらいか
メールアドレスは名刺にも封筒にも載るものです。あとから変えると差し替えの手間がかかりますので、契約前に確認しておくことをおすすめします。
また、サーバーに付属のメールではなく、使い慣れた Gmail の画面で独自ドメインのメールを送受信したいというご希望もあります。Google Workspace を使えばそれができますが、DNS(MXレコード)の設定変更が必要で、切り替えの手順を誤るとメールが届かない時間が生まれます。
サムライウェブ・ビズを運営する有限会社IBGでは、この Google Workspace の導入支援も行っています。設定の代行、これまで使っていたメールの移行、アカウントの初期設定まで対応しますので、ご希望の際はお申し付けください。詳しくはGoogle Workspace 導入支援のご案内をご覧ください。
※ ホームページ制作の料金には含まれない別のサービスです。費用は移行する範囲によって変わりますので、別途お見積りいたします。ご相談は無料です。
公開後の更新は誰が、いくらでやるのか
ホームページは公開後に必ず直したくなります。取扱業務が増えた、料金を改定した、スタッフが入れ替わった、電話番号が変わった。こうした変更に対応できないと、ページはそのまま古くなっていきます。
確認しておきたいのは次の3点です。
- 更新を頼んだとき、いくらかかるのか
- 1回の依頼で何箇所まで直してもらえるのか
- 依頼してから反映まで、どのくらいかかるのか
「1箇所ごとに費用が発生する」という料金体系だと、細かい修正を頼みにくくなります。結果として直せないまま放置され、数年前の情報が載り続けているという状態になりがちです。
どこまでが料金に含まれているか
見積書に書かれていない項目は、あとから別料金になる可能性があります。次のものが含まれているかを確認してください。
- 独自ドメインの取得と更新
- サーバーの契約と維持
- 独自ドメインのメールアドレス
- 常時SSL(アドレスが https から始まるようにする対応)
- スマートフォン対応
- 問い合わせフォーム(迷惑メール対策を含む)
- アクセス解析の設置
- 公開時のSEO対策
このうち常時SSLとスマートフォン対応は、今は必須と考えてください。SSLが無いとブラウザに警告が表示され、見た人を不安にさせます。
解約するときどうなるか
契約を始める前に解約の話をするのは気が引けるかもしれませんが、ここを確認しておくと後で困りません。
- いつでも解約できるのか、最低契約期間があるのか
- 解約したら、ホームページのデータはもらえるのか
- ドメインは引き継げるのか
データを渡してもらえるかどうかは、次の制作会社に移るときの手間に直結します。書面に書かれていない場合は、質問して回答を残しておくとよいでしょう。
制作会社そのものを見るときの基準
見積書の中身と同じくらい大事なのが、その会社と長く付き合えるかどうかです。
何年続いている会社か
ホームページは10年、20年と使い続けるものです。ところが制作会社は、数年で無くなってしまうことも珍しくありません。
制作会社が無くなると、更新を頼む先が無くなるだけでなく、サーバーの管理者が不在になってホームページ自体が消えてしまうこともあります。何年営業しているかは、確認しておく価値があります。
公開後に連絡が取れるか
制作中は密に連絡が取れていたのに、公開後は返事が来なくなった——これは実際によくあるお話です。
打ち合わせのときに、公開後の窓口が誰になるのかを聞いてみてください。「制作担当とは別のサポート窓口へ」という体制の場合、その窓口が実際にどのくらいで返事をくれるのかも確認しておくと安心です。
同じ業種の実績があるか
制作実績を見るときは、数の多さよりも同じ業種の実績があるかを見てください。
業種が違うと、載せるべき内容も、避けるべき表現も変わります。飲食店や美容室を得意とする会社に士業事務所のページを頼むと、雰囲気は良くても、依頼者が知りたいことが載っていないページになることがあります。
士業事務所ならではの確認点
弁護士・会計士・司法書士・税理士・行政書士・社会保険労務士といった士業事務所の場合、一般の会社とは違う注意点があります。
士業にはそれぞれの会が定める広告に関する規程があります。誇大な表現、他の事務所との比較、成果を保証するような書き方は避けなければなりません。
ところが一般的な制作会社は、この規程を知りません。「日本一」「解決率◯%」「絶対に勝てます」といった、他業種では普通に使われる表現をそのまま提案してくることがあります。
制作会社に任せきりにせず、公開前に原稿を必ずご自身で確認してください。士業の実績がある制作会社であれば、この点は最初から考慮した提案になるはずです。
あわせて、依頼者が知りたい情報が載る作りになっているかも見てください。取扱分野、相談の流れ、費用の目安、事務所の場所とアクセス。この4つが分かりにくいページは、問い合わせにつながりにくくなります。
士業別の詳しい内容は、以下の記事にまとめています。
よくある失敗と、その避け方
ご相談をいただく中で、繰り返し耳にする失敗をまとめました。
- 安さだけで決めてしまった — 初期費用が安く、月額と更新費で結果的に高くついた。
→ 5年分の総額で比べる - 更新を頼めないまま数年が過ぎた — 1箇所ごとに費用がかかり、頼みづらかった。
→ 更新の料金体系を契約前に確認する - 制作会社と連絡が取れなくなった — 担当者が辞め、その後は返事が来ない。
→ 営業年数と公開後の窓口を確認する - リース契約で解約できなかった — 使っていないのに支払いだけが続いた。
→ 契約書の相手方を確認する - ドメインを引き継げなかった — 他社に移る際、アドレスが変わってしまった。
→ ドメインの名義と移管の可否を確認する
いずれも、契約前に一言確認していれば防げたものばかりです。
まとめ:金額より「来年以降」を見る
ホームページ制作会社を選ぶときに見るべきなのは、見積書の一番大きな数字ではありません。毎年いくらかかるのか、直したくなったときに頼めるのか、その会社は何年後も存在しているのか。この3つです。
気になる点は、契約前に遠慮なく質問してください。誠実な会社であれば、どれも明確に答えられる内容です。
サムライウェブ・ビズは、2002年から士業事務所専用のホームページ制作を続けています。福岡県弁護士会をはじめ、士業のお客様に長くご利用いただいてきました。
料金は初期費用49,800円(税込54,780円)と年間45,000円(税込49,500円)のみで、月額費用もリース契約もありません。独自ドメイン、サーバー、SEO対策、アクセス解析、スマートフォン対応、常時SSL、問い合わせフォームまで、必要なものはすべて含まれています。
独自ドメインのメールアドレスもご利用いただけます。こちらは初回の設定費用のみで、1アドレス5,000円(税込5,500円)から、必要な数に応じてお作りします。詳しくはオプション料金表をご覧ください。Gmail(Google Workspace)でお使いになりたい場合も、あわせてご相談ください。
公開後の更新はチケット制で、1枚で何箇所直しても構いません。細かい修正を遠慮なくお申し付けいただけます。料金の詳細は料金プランのページをご覧ください。
他社様とお比べいただいたうえでご検討いただければと思います。ご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。