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ホームページは必要か?必要性とメリット・無い事務所がどう見られるか
「ホームページは本当に必要なのだろうか」「無くても仕事は回っているし、費用をかけるほどではないのでは」——そう迷ったまま、何年も先延ばしになっている方は少なくありません。
結論から言えば、ホームページが必要かどうかは「集客したいかどうか」だけでは決まりません。すでに紹介だけで十分に仕事がある事務所でも、ホームページが無いことで損をしている場面があります。
この記事では、ホームページを持つメリットと、逆にホームページが無い事務所が周りからどう見られているのかを整理したうえで、「必要ない」と言われるのはどんな場合か、開設には何が必要かまでをご説明します。
ホームページは必要か?と迷ったときに考えたいこと
ホームページが必要かどうかを考えるとき、多くの方は「新しいお客様が増えるか」という一点で判断しようとします。しかしホームページが働く場面は、それだけではありません。
むしろ効いているのは、すでに接点のある相手が、あとから確認しに来るときです。名刺を受け取った人、紹介を受けた人、求人を見た人。その全員が、行動を起こす前に一度は名前で検索します。
「まず検索して調べる」が当たり前になった
何かを調べるとき、まずインターネットで検索する。これはもう特別なことではなく、年齢を問わず当たり前の行動になりました。
調べる側からすると、検索して何も出てこない相手は、判断の材料がないまま保留になります。悪い評判が出てくるより厄介なのは、そもそも情報が何も無いという状態です。良いか悪いかを判断できないので、たいていは「とりあえず後回し」になります。
電話番号や住所を確認したいだけの人にとっても同じです。名刺が手元に無ければ、検索して出てこない時点で連絡は途切れます。
ホームページが無い事務所は、どう見られているのか
世の中には「ホームページがない会社」という言葉で検索している人が一定数います。何を知りたくて調べているのかを見ると、実態がよく分かります。多いのは次のような場面です。
- 就職・転職の候補として、信用できる相手かどうかを確かめたい
- 取引先として問題がないかを調べたい
- 実在しているのか、今も営業しているのかを確認したい
つまりホームページの有無は、相手が「信用してよいか」を判断する材料として使われています。ホームページが無いというだけで直ちに悪く思われるわけではありませんが、判断材料が一つ減ることは確かです。
特に、相手が慎重に判断したい場面ほどこの差は大きくなります。金銭が動く取引、長く付き合う契約、人生に関わる相談。こうした場面で「調べても何も出てこない」ことは、それ自体が判断を鈍らせます。
ホームページは、あればメリットになり、無ければ相手に「確認しづらいな」と感じさせてしまうものになってきています。
ホームページを持つメリット
ホームページを持つメリットは、大きく4つに整理できます。
- 名刺やパンフレットが手元に無くなっても、情報が残り続ける
- 直接会っただけでは伝えきれないことを伝えられる
- 営業時間外でも問い合わせを受けられる
- 採用の場面で応募者の判断材料になる
それぞれ具体的に見ていきます。
名刺やパンフレットは捨てられても、検索結果は残る
名刺交換をしたとき、ホームページの記載がなければ、その場で話した会話の内容で終わります。しかしホームページのアドレス(URL)が書かれていれば、一度は見てもらえる可能性が生まれます。
紙の資料は、机の上を片づけるときにまとめて処分されます。名刺も同じです。ですが名前や事務所名を覚えてもらえていれば、検索すればいつでも情報にたどり着けます。紙は捨てられますが、検索結果は残ります。
一度会っただけでは伝わらないことが伝わる
初対面の場で伝えられることには限りがあります。ホームページがあれば、その場で話しきれなかったことを、相手の都合の良いタイミングで読んでもらえます。
事務所やオフィスの雰囲気、働いている人の顔ぶれ、代表者の経歴、これまで手がけてきた仕事、大切にしている考え方。こうしたことは、会話の中でこちらから話すと自慢話に聞こえかねませんが、ホームページに書いておけば、相手が知りたいときに自分で読んでくれます。
サービスや商品があるなら、パンフレット代わりにもなります。どんな内容をどんな考えで提供しているのか、伝えたいことは載せておいて損はありません。
次に会ったときの話題になることもあります。「ホームページを拝見しました」から始まる会話は、そこまでの説明を省いてくれます。
24時間、問い合わせを受けられる
電話は営業時間しか受けられません。しかし調べている人は、夜や休日に動いていることが少なくありません。仕事の合間や、家に帰ってから落ち着いて調べる、という方が多いためです。
問い合わせフォームがあれば、その時間帯でも連絡先を残してもらえます。「今すぐ電話するほどではないが、聞いてみたいことがある」という段階の相手を取りこぼさずに済みます。
採用の場面でも必ず見られている
求人に応募する側は、応募する前に必ず事務所名を検索します。どんな人が働いていて、どんな仕事をしているのか。何も出てこなければ、応募そのものを見送られることもあります。
求人サイトの情報は掲載期間が終われば消えますが、ホームページは残ります。採用に力を入れるほど、ホームページの有無は効いてきます。
「ホームページは必要ない」と言われるのはどんな場合か
一方で、「ホームページは必要ない」「作っても意味がない」という声もあります。これは的外れな意見ではなく、当てはまる場合もあります。
たとえば、取引先が固定していて新規の依頼を受けていない、業務のすべてが紹介で完結している、といった場合です。この場合、ホームページで新しい問い合わせを増やす必要はありません。
ただしその場合でも、「実在確認」「連絡先の確認」「採用」の3つの用途は残ります。集客を目的にしないのであれば、事務所の概要と連絡先だけの簡素なもので十分、という判断もあり得ます。
ホームページを持つデメリットはあるのか
正直にお伝えすると、デメリットが無いわけではありません。
- 費用がかかる — 制作費のほか、ドメインとサーバーの維持費が毎年かかります
- 古くなると逆効果になる — 何年も更新されていないページは、かえって不安を与えます
- 情報を公開することになる — 住所や電話番号を載せる以上、営業電話が増えることはあります
このうち一番注意したいのは2つ目です。数年前の情報のまま止まっているホームページは、「今も営業しているのか」という疑問を持たせてしまいます。更新の手段をどう確保するかは、作る前に決めておいたほうがよい点です。
「作ったのに意味がなかった」となる原因
ホームページを作ったのに何の反応も無かった、というお話をうかがうことがあります。原因はたいてい次のどれかです。
- 何を扱っているのかが分からない — 挨拶文だけで、扱っている業務が書かれていない
- 連絡する手段が分かりにくい — 電話番号やフォームが下の方にしかない
- スマートフォンで読めない — 文字が小さく、拡大しないと読めない
- 作ったきり放置されている — 更新に費用がかかるため、直せないまま数年が経つ
逆に言えば、この4つを避けるだけで「意味がなかった」という状態はかなり防げます。作る前に、誰に何を伝えるページなのかと、公開後どうやって直すのかを決めておくことが大切です。
ホームページ制作に必要なもの
「作ろう」と決めたあとで手が止まりやすいのが、そもそも何を用意すればよいのかという点です。必要なものは大きく3つに分けられます。
独自ドメインとサーバー
ドメインは、インターネット上の住所にあたるものです(このページであれば samuraiweb.biz の部分)。サーバーは、ページのデータを置いておく場所です。この2つは毎年の更新費用がかかります。
無料で使えるサービスもありますが、事務所として使うのであれば独自ドメインをおすすめします。無料サービスのアドレスは長く覚えにくいうえ、サービスが終了するとページごと消えてしまうためです。
※ 制作会社に依頼する場合、ドメインとサーバーが料金に含まれているかどうかは必ず確認してください。別料金の場合、あとから毎年の請求が増えることになります。
原稿と写真
意外に時間がかかるのがこちらです。用意しておきたいのは次のようなものです。
- 事務所名、代表者名、住所、電話番号
- ご挨拶や、大切にしている考え方
- 取り扱っている業務・サービスの内容
- 代表者やスタッフの経歴
- ロゴのデータ、外観や内観の写真、顔写真
写真は、あるかないかで印象が大きく変わります。特に人の顔が分かる写真は、相手の安心につながります。スマートフォンで撮ったもので構いませんので、明るい場所で撮っておくとよいでしょう。
常時SSLと問い合わせフォーム
常時SSLとは、ページの通信を暗号化する仕組みです(アドレスが https から始まるもの)。これが無いと、ブラウザに「保護されていない通信」という警告が出て、見た人を不安にさせます。今はどのようなサイトでも必須と考えてください。
問い合わせフォームは、メールアドレスを直接載せずに連絡を受けられる仕組みです。迷惑メール対策の意味でも、フォームを用意しておくことをおすすめします。
士業事務所の場合はどうか
弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・中小企業診断士といった士業事務所では、ここまでに挙げた点がより強く当てはまります。
依頼者にとって、士業への相談は人生や事業に関わる決断です。誰に相談するかを慎重に選びますし、紹介を受けた場合でも、その場で事務所名を検索して確かめます。
そのときに、どの分野を扱っているのか、どんな先生がいるのか、相談の流れと費用の目安はどうなっているのかが分かれば、相談のハードルは確実に下がります。
また、士業には広告に関する規程があります。誇張した表現や、成果を保証するような書き方は避けなければなりません。事実を丁寧に並べることが、そのまま信頼につながる分野だといえます。
それぞれの士業ごとのポイントは、以下の記事で詳しくご説明しています。
費用がどのくらいかかるのかは士業のホームページ作成費用の相場に、ご自身で作る場合の方法は士業のホームページを自作する方法にまとめています。
まとめ:迷っている間も、検索はされている
ホームページが必要かどうかは、集客だけで決まるものではありません。名刺を受け取った人、紹介を受けた人、求人を見た人。すでに接点のある相手が確認しに来る場所として、ホームページは働きます。
迷っている間も、誰かが名前を検索しています。そのときに何も出てこない状態が続くことのほうが、費用よりも大きな損失になっている場合があります。
サムライウェブ・ビズは、士業事務所専用のホームページ制作サービスです。専用テンプレートを使うことで費用を抑え、初期費用49,800円(税込54,780円)と年間45,000円(税込49,500円)だけ。月額費用はかかりません。独自ドメイン、サーバー、SEO対策、スマートフォン対応、常時SSL、問い合わせフォームまで含まれています。
原稿と写真をお送りいただければ、最短2週間で開設できます。掲載する内容がまだ固まっていない段階でも構いません。何を載せればよいかは、こちらからお尋ねしますので、まずはお気軽にご相談ください。ご相談・お見積りは無料です。